九星気学における運勢は、9年のサイクルで巡っています。この9年サイクルを草花で例えると、
種まき→発芽→双葉→成長→開花→成熟→収穫→備え→土づくり
というようなサイクルになります。
九星気学は、環境と人間のバイオリズムに着目し、その年、その月に適切な行動をすることにより、より良い人生を送ろうという開運法なのです。
それでは、バイオリズムについて詳しくみていきましょう。
運気のバイオリズム
九星気学には
一白水星 | 四緑木星 | 七赤金星 |
二黒土星 | 五黄土星 | 八白土星 |
三碧木星 | 六白金星 | 九紫火星 |
の9つの星があります。
この9つの星は、毎年、毎月、毎日、毎時でそれぞれ上記のサイクルをグルグル回遊しています。そのため、自分の星がどの位置にいるのかによって、どのフェーズにいるのかが明らかになります。
また、運気は、運気の吉凶ということよりも、多少のリスクはあっても攻める年なのか、地固めの年なのかいうことを読み解くことによって、結果的に開運に繋がるように思います。
なお、上昇フェーズの年だからといって、365日最高の日が続くというわけではありません。月毎、日毎の星のサイクルと、自分の行動によって変化します。
九星気学は、自分のバイオリズムを元に、どのフェーズにいるのかを教えてくれる学問なのです。
フェーズごとの年の運気
坎(かん)
新しいサイクルの1年目。種まき、発芽、成長に向けて自分の進む方向を見定める時期です。今年中に成果を出そうというよう取り組み方ではなく、長期的な成長を目指して勉強や新しいことを始めるための準備をする1年です。
良い収穫物は良い土作りから。土台となる方向性や信念をしっかりと胸に刻む1年にしましょう。
坤(こん)
インプットしたり、準備を整える時期です。じっくりと腰を据えて基礎を学ぶと良いでしょう。また、資格試験などに向けて勉強を始めるのにも適しています。周りの人々に感謝の気持ちを忘れず、調和を重んじると良い1年になるでしょう。もし、前年までに取り組んできたことがあれば、まだ芽は出ていなくても大切にしつつ、視野を広げてみるのも良いです。
目標の実現を目指し、種をまく時期です。まだ芽が出てこなくてもコツコツと前向きに取り組むのに最適な1年です。
震(しん)
成長に向けて積極的に行動する1年です。取り組みが少し認知されてきたり、ちらほら人脈が広がってきます。運気が良いので調子に乗ってしまったり、努力を怠ったりすると、せっかくの積み上げが水の泡になってしまうこともあるので粛々と取り組むことを肝に銘じましょう。
新芽が出てくるように、ちらほらと良い知らせや関わりが増えてくる兆しがあります。
巽(そん)
震(しん)の1年よりもさらに飛躍する1年です。信用が積み重なり、良い評判が立ちます。一方で、やはり震(しん)の1年と同様に、天狗になるような言動が多いと足元を救われますので、話す内容や振る舞いには注意しましょう。
日に日に青々とした葉が広がっていくそんな1年です。積極的に行動しましょう。
中(ちゅう)
大きく成長する1年です。これまで取り組んできたことの成果が表れる年でしょう。概ね順風満帆で、だるま式に、認知拡大し、さらに信用を得ていくことができます。ただし、同時にいろんなノイズも入ってきますので、情報の取捨選択は大事です。さらなる成長を目指す一方、周りの人へ感謝の気持ちや気遣いを忘れないように。
中庸の意味合いが強い1年。良いも悪いも入ってくるので、運気が良い反面、ぼやっとしてるわけにはいかない年です。
乾(けん)
花が咲く1年です。これまでの取り組みから派生して新たな繋がりやチャンスが訪れます。と同時に、9年のサイクルのピークにいますので、向こう5年の辛抱の時が見渡せる1年でもあります。浮かれすぎて、せっかくの成果を失わないように先々のことを見据える目線が必要です。
花が咲き乱れ、運気の絶頂にいます。同時に少し先々のことも頭に入れておくと良い1年です。
兌(だ)
花が散り、実を大きく実らせる1年です。これまでの頑張りが成果や収入となって形に現れる1年でもあります。人との繋がりもさらに増え、忙しく動き回る年になるでしょう。一方で欲が強くなりすぎると、自分の正義を振りかざしてしまいますので、人とのトラブルには注意です。喜びと節制が1年を通じてのキーワードになります。
たくさんの実がなりました。これまでの努力を喜び、分かち合いましょう。
艮(ごん)
いよいよ収穫の時期です。収穫した成果物や利益は有効的に使うと良いでしょう。ただし、無計画に全部を使い切ってしまうと、万が一の時、体力が続きません。下降フェーズであることを認識し、冷静に取り組むと良いです。
収穫したら消費分と備蓄分に分けておくイメージで、喜びを享受しつつ、少し先のことを念頭に置いておきましょう。
離(り)
動かず騒がず静かに思考するのに適した1年です。下手に動いてもあまり変わりませんし、場合によってはうまく立ち行かなくなることも。これまでの振り返りと内なる自分への問いかけがポイントになる1年です。
良い土作りのためには前年に少し寝かせることが大切です。