八白土星は、後天定位盤の北東60度に座する星。季節は「初春」、色は「こげ茶色」、ナンバーは「5」と「10」、時間は「1時〜5時」、艮宮(ゴンキュウ)といって土の性質を持つ星です。
夜から朝、冬から春という変化の大きい性質を持っており、 状況の変化にうまく順応する適応力を持っています。また、八白土星は大きなそびえ立つ山を表していますので、万事を受け入れ許容する寛大な心を持っています。
八白土星の持つ性質
肝の座った柔軟さ
八白土星の「土」は山土。どっしり構え困っている人を放っておけない優しい人で、周りから信頼されています。
柔軟性があり気持ちの切り替えが上手く、いつまでもクヨクヨと落ち込むことはありません。
常に冷静で客観的に物事を考え、頭の回転も速いので、臨機応変な対応でその場をうまく乗り切ることができる人です。
しかし、一方で自分の信念は貫くタイプですので、こうと決めたら曲げることができない頑固なところもあります。そういった面が強く出過ぎてしまうと、考えの違いから対人トラブルを起こしやすいので注意が必要。
時には負けるが勝ちの精神で人と接するようにすれば、人間関係にも恵まれ、素晴らしい人生を築くことができるでしょう。
縁の下の力持ち
裏方的役割で努力を重ねているうちにいつの間にか運と実力の花を実らせ、大成功をおさめるスロースターター。焦ること、人と比べることはNGです。ゆっくり着実に熟すのを待ってください。
焦って結果を出そうとしても長くは続きません。持って生まれた命運を活かすには、裏方的役割に徹して時が来るのを待ちましょう。
また、コツコツと地道な努力を続けることで、継続の積み上げ量と比例するようにチャンスが巡ってきます。
人を心の底から信用はしていないので、一定の心理的距離をおこうとしますが、自分がメンタル的に弱気になっているときは判断力が鈍りますので、悪い話に乗ってしまう可能性がありますので注意が必要です。
信頼関係は時間をかけて構築
落ち着きがあり、何事にも真面目に取り組む八白土星は人付き合いにおいても、時間をかけゆっくりと信頼関係を構築していきます。たとえ、初見で意気投合したとしても、その後時間をかけて関係を築きたいタイプです。
八白土星の男性は、面倒見の良い頼もしい人が多く、頼られることで俄然やる気がでますのでパートナーは甘え上手な人が合うでしょう。
八白土星の女性は男勝りの女性が多く、見た目は柔らかい雰囲気ですが、実は気が強く自分の信念を持っています。そのため、お互いがお互いを尊重しあえる同志のようなパートナーが合うでしょう。
また、一家の後を継ぐ命運を持つ八白土星は、親族との縁が深い星です。親子関係でトラブルを抱えている人も多いですが、命運としては先祖、家族、親族との繋がりが深く血筋を後継していく星です。
もし、家族や親族とは一定の距離をおいた方が良いという人は、お墓参りやご先祖様に手を合わせると良いでしょう。少し心がほぐれて気持ちが楽になるかもしれません。
家業を継いだり手伝うという人は、ぬるま湯に使った生活にならないよう節制することが課題となりますので、自分磨きを怠らないようにしましょう。
八白土星の運勢
晩年運
人生の後半に大きな花を咲かせる大器晩成型。50代を過ぎてから成功を実感する晩年の星です。
若い頃は努力をしてもリターンは少なめ。不屈の精神で経験を重ねていき、50代からは安泰となるでしょう。
なお、八白土星は不動産との縁がありますので、大きな資産を手に入れたら不動産への投資を検討すると良いです。
アドバイザーとして貢献して吉
どっしりと構えた八白土星の安定感は、心が傷ついている人に安心感を与えます。
また、信頼関係を大切にする八白土星ですから、悪口や人の秘密を不用意にバラすというようなことはしません。
そのため、人から厚い信頼を得て、何かと相談されることが多くなります。
八白土星がアドバイスをすることで元気になったり、励まされたりと、人を導くことによって運が開けていきます。
八白土星の相性
八白土星にとって九紫火星は頼れる相手なので、困ったときは助けてくれる存在です。
また、八白土星が放っておけない存在なのが六白金星と七赤金星。サポートしてあげることで自分自身も喜びを感じます。
一白水星、三碧木星、四緑木星とは考え方の違いや価値観の違いを感じることがありますが、異なる意見や性質を受け入れることで精神的に成長させてくれる存在。反面教師となる場合も。
同じ八白土星とは可もなく不可もなくといったところですが、二黒土星、五黄土星とは馬が合いますので仲良くやっていけることでしょう。
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八白土星の向いている職業
人をサポートする仕事に適性があります。また不動産業も向いています。
コンサルティング業、ホテル旅館業、不動産業、農家、建築業など