知能線は、手相における三大基本線(知能線・生命線・感情線)の一つで頭脳線とも呼ばれています。その人の個性や思考、才能などが示されており、適職や適性をよみ取ることができます。
また、手相をよむ際において、三大生命線の中で最も重要な線で、知能線が吉相の場合は生命線の弱さを補う役目も果たします。
長さ
知能線が長い
知能線が小指の下付近まで伸びている人は、思慮深くじっくり物事を考える人。研究職やアナリストなど持ち前の思考力を活かす仕事が向いているでしょう。
知能線が短い
知能線が中指の下付近で止まっている人は、直感力が優れている人。決断が早く器用なので、技術職が向いています。
始まりの位置
知能線と生命線が離れてスタートしている
知能線と生命線が離れてスタートしている人は、楽天的で自由人。ひらめきで行動する積極的なタイプです。
あまりにも離れている人は、楽天的なところがより強く現れるため、協調性を意識すると良いでしょう。
知能線と生命線が重なってスタートしている
知能線と生命線が重なってスタートし、バランス感覚が良く、順応性がある人。無計画なことや突拍子もないことはしない、慎重派でもあります。コミュ力があり、周りとうまくやっていくことができます。
重なり会う距離があまりにも長いと消極的・神経質な気質がより強く現れるため、極端に気にしすぎないよう楽な気持ちで過ごすといいでしょう。
線が伸びている方向
知能線が小指の付け根方向に伸びている
知能線が上向きで小指の付け根方向に伸びている人は、物質主義者。物質的に豊かになることを目指し、お金を稼ぐセンスがあります。自分で商売をし活躍できるでしょう。
知能線が直線的
知能線が直線的で感情線と並行している人は、物事を合理的に考える人。金銭感覚があり世の中をうまく渡っていける人。クールな一面がありますので冷たい人と思われることもあります。起業家、実業家、投資家に多い相です。
知能線が月丘の真ん中あたりに向かって伸びている
知能線が月丘の真ん中あたりに向かって伸びている人は、バランス感覚に優れ、周囲とうまくやっていくことができる人です。コンサルティング業やカウンセラーなど困っている人の状況を整理し、相手が望む方向へと導くような仕事が向いています。
知能線が月丘の下方に向かって伸びている
知能線が月丘の下方に向かって伸びている人は、想像力にあふれるアイデアマン。芸術的な感性を持ち合わせており、理想主義者。クリエイティブな仕事に就くと良いでしょう。
こんなケースは?
知能線が枝分かれしている
知能線が途中で枝分かれしている人は、多芸・多才。枝の分かれ具合によって、小さく枝分かれしている人は同種の仕事を複数こなし、大きく枝分かれしている人は、全く異なる業種をかけもち、活躍できる人です。
知能線が途中で急カーブし、手首方向へと向いている
知能線が途中で方向転換しているのは、趣味を極めていくタイプ。自分の好きなことをとことんやっているうちにいつの間にか職業になっているという人です。また、長ければ長いほどその道の達人となる可能性が高いです。
知能線と感情線が一本になっている(マスカケ)
徳川家康と同じ手相。「天下取りの相」や「百握り」といわれ、天運・強運の持ち主が多い相。強い個性を持ち一見変わり者ですが、粘り強い努力家なので、ここ1番のチャンスを掴みます。
順風満帆を保証されたというわけではなく、ドラマティックな人生となります。
知能線が薄い・切れ切れになっている
知能線が薄く、切れぎれになっている場合は、知能線の表す意味が弱まっていることを示します。自分で考えて行動するよりも、人任せにしてしまう傾向にあります。自分の考えに自信が持てず、ネガティブ思考になりがち。
自分は価値のある人間だと自己肯定感を高めていくことで、自分軸で夢や目標に向かって歩いていくことができるようになるでしょう。
知能線が二重になっている
知能線が二重になっている人は、知能線の表す意味がより強まります。頭の回転が速く、かつ論理的思考ができ、周りに一目置かれる存在です。仕事面でバリバリのヤリ手となるでしょう。
いかがでしたか。今回は、知能線の基本的な見方をご紹介いたしました。
知能線は脳を鍛えることで変化していきます。より豊かな人生へとシフトし、素敵な良い未来が訪れますように!