こんにちはあめのです。今回は星占いについてご紹介します。
西洋占星術とは
学問としての星占いの起源は、紀元前9世紀ごろにさかのぼります。バビロニアという地域で天文学に長けていた民族が、星の動きをもとに未来を予知する方法を編み出しました。その後、ギリシャ・ローマ時代に整理され、体系立てられたそうです。
それから長い年月を経て、西洋占星術、いわゆる星占いとして世界中に普及し、さまざまなところで活用されるようになりました。星の位置や動きから、個人の性格や運勢はもちろん、未来予想、経済などにも影響を与えています。
西洋占星術では、生まれた日時の太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の位置を複合的に観察し、多角的に影響力などを読み取っていくのですが、いわゆる私たちがよく目にする星占いは、その中でも太陽の位置にいる星座をピックアップして読み取っています。
黄道十二星座(ゾディアックサイン)
黄道十二星座(ゾディアックサイン)とは、牡羊座、牡牛座、双子座、蟹座、獅子座、乙女座、天秤座、蠍座、射手座、山羊座、水瓶座、魚座を、太陽の見かけの通り道である黄道(きどう)上に並べた帯状の領域のことをいいます。十二宮ともいわれ、実際に空に見える星座とは異なります。また、それぞれの星座のことを「サイン」といいます。
星座(サイン)の区分
サインは、さまざまな角度から区分けがされています。火、地、風、水に区分けしたものを「エレメント」といい、活動宮、不動宮(固定宮)、柔軟宮に分けたものを「クオリティ」といいます。そして、男性宮・女性宮の区分けを「ポラリティ」と呼びます。これらの区分によって各サインの特性を読み解いていくことができます。
エレメント
12サインを火、地、風、水に分けたものを「エレメント」といいます。西洋哲学には、この世界の物質は、火、地、風、水の四大元素でできているという概念があります。同じエレメントに属するサインは同様の性質をもっているとされています。
火 | 牡羊座 獅子座 射手座 | 情熱、行動 |
地 | 牡牛座 乙女座 山羊座 | 安定、着実 |
風 | 双子座 天秤座 水瓶座 | 知恵、情報 |
水 | 蟹座 蠍座 魚座 | 感性、着想 |
クオリティ
12サインを活動宮・不動宮(固定宮)・柔軟宮に分けたものを「クオリティ」といいます。同じクオリティに属するサインは、強みが似ていると読み解きます。
活動宮 | 牡羊座 蟹座 天秤座 山羊座 | 推進力がある |
不動宮(固定宮) | 牡牛座 獅子座 蠍座 水瓶座 | 持続力がある |
柔軟宮 | 双子座 乙女座 射手座 魚座 | 対応力がある |
ポラリティ
12サインを男性宮と女性宮に分けたものを「ポラリティ」といいます。男性宮と女性宮というのは、男女の性別を指しているわけではありません。男性宮を外交性、女性宮を内向性と読み解くことができます。また、男性宮には火と風のエレメント、女性宮には土と水のエレメントが含まれています。
男性宮 | 牡羊座 双子座 獅子座 天秤座 射手座 水瓶座 | 外交的、能動 |
女性宮 | 牡牛座 蟹座 乙女座 蠍座 山羊座 魚座 | 内向的、受動 |