タロットの絵柄の解釈とリーディングポイントを分かりやすく解説していきます。
今回は、カップの5のカードです。
それではいってみましょう!
ストーリー
story
どんよりとした空の下、黒いロング丈のマントに身を包んあだ人物が、うなだれ立ちすくんでいます。周りにはカップが散乱し、倒れたカップからは鮮やかな液体が溢れています。すぐ側には大きな川が流れ立派な橋がかかっています。向こう岸には大きなお屋敷が見えています。
ストーリーの解釈
カップの5は、後悔、悲しみを示唆しています。タロットにおいてカップは水のエレメント。「感情」「精神」を司っています。そのカップが3つも倒れているということは、大切な人や物をを失い、失意のどん底にいる状態を暗示しています。客観的に見ると2つカップが残っています。しかし、マントの人物はその残ったカップには目も留めず、ただひたすら失ってしまったことを悔やみ、嘆き悲しんでいます。
また、カップの5は、終わったことや去っていった人のことをいつまでも思い後悔するのではなく、今ある幸せに目を向けることで気持ちにも変化が訪れるという教示でもあるのです。顔を上げて気持ちを切り替えると、大きな川がゆったりと流れている豊かさや、壮大な景色の美しさに気づくことができるでしょう。
キーワード
悲しみ、後悔、執着、足りないことに目が向く
リーディング例
早見表
正位置 | 逆位置 | |
恋愛・結婚 | 好きな人と別れる 嘘が明るみになる 深く傷つく |
新しい人と出会う 今は恋愛よりも友達と関わる方が楽しい 過去の辛い恋愛は忘れる |
仕事 | 仕事ができないと卑下する 環境に馴染めない ミスや失敗から立ち直れない |
終わったことは気にしない 次のチャレンジ 新しい取り組みをスタートする |
お金 | お金が足りないと嘆く 贅沢をしている 身の丈に合わない生活 |
楽しく節約する 欲しい物を購入するための貯金 お金のやりくりがうまい |
対人関係 | 周りを比べて自信を失う 嫌になって人と縁を切る 嫌われてると感じる |
自分は自分人は人と割り切る 一人の時間を大切にする 家族や友人に感謝する |
正位置
足りない足りないと「ない」ものにばかり意識が向いてしまっています。
たとえスランプであっても必ず希望の光は見えてくるものです。
自分を否定するのはよしましょう。あなたには無限の可能性があり、素晴らしい人なのですから。
逆位置
全て自己責任であると捉えることで、前向きに進むことができます。
古い友人や昔の恋人と再開するかもしれません。
視点を変えてみることはとても良いことです。きっと打開策が見つかるはずです。
いかがでしたか?分かりやすく簡潔にご紹介いたしました。
次回は小アルカナカード、カップの6をご紹介いたします。
ぜひご覧ください!
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