タロットの絵柄の解釈とリーディングポイントを分かりやすく解説していきます。
第19回は、20番 JUDGEMENT(審判)のカードです。
それではいってみましょう!
ストーリー
引用:Wikipedia(File:RWS Tarot 20 Judgement.jpg)
story
キリスト教の「最後の審判」をモチーフにしたカード。大きな羽尾を広げた大天使ガブリエルがラッパを吹くと、棺の中に葬られていた死者たちが蘇りました。天使のラッパによって蘇った人々は、みな平等にイエスキリストの審判を受けることとなります。ラッパには大きな十字架の旗が掲げられています。さぁ、最後の審判によって人々は復活を遂げることができるでしょうか。
「最後の審判」とはキリスト教における予言の一場面。世界に終わりが訪れたとき、人々はキリストを通じて最後の審判が下されるという信仰。かの有名なミケランジェロは、最後の審判をモチーフにシスティナ礼拝堂の祭壇に作品を残しました。
また、大天使ガブリエルは、キリスト教における三大天使の一人。(ガブリエル、ラファエル、ミカエル。ユダヤ教ではウリエルを入れて四大天使とされる。)ガブリエルは神の言葉を伝える天使で、最後の審判の際にラッパを吹き、その音色で死者が蘇るとされています。
ストーリーの解釈
審判のカードは、再生や復活などを意味しています。一度諦めてしまった願望に再チャレンジをしたり、すれ違いから別れてしまった恋人と復縁したりと、人生の大きなターニングポイントを示しています。ただ、このカードに出てくるのは天使です。天使はラッパをふき、状況に変化があることを知らせますが審判はしません。つまり、ターニングポイントをチャンスと捉え、成功に導くのは誰でもなく自分なのです。
キーワード
復活、復縁、諦めていた夢、才能開花
リーディング例
早見表
正位置 | 逆位置 | |
恋愛・結婚 | 未練を断ち切る 音信不通だった人から連絡がある 別れの危機を乗り越える |
別れを後悔する 諦めきれない思い 相手に依存する |
仕事 | 新たなポジションにつく やりたいことが見つかる 思いがけないきっかけを掴む |
計画をストップする 職場環境に馴染めない 上司・部下と反りが合わない |
お金 | 無駄遣いを改める 家計を見直す 自分の商品が売れる |
ついつい買ってしまう 質の悪いものを買って失敗する 財布をなくす |
対人関係 | 仲直りする 同級生に会う機会 今までの付き合いを断ち切る |
裏切り行為 引きこもる 相手の言動が気になる |
正位置
助けてくれる人が現れるでしょう。信頼関係を大切に。
自分の心が変わることで、周りの状況も自然と変化します。
新しい習慣を取り入れてみると良いでしょう。
逆位置
思うようにいかず、投げやりになってしまっています。
たとえ不本意であったとしても、時には集団の総意として受け入れる必要があります。
思い切って方向転換するという判断も良いかもしれません。
いかがでしたか?分かりやすく簡潔にご紹介いたしました。
次回は、21番 THE WORLD(世界)のカードをご紹介いたします。
ぜひご覧くださいね!