タロットの絵柄の解釈とリーディングポイントを分かりやすく解説していきます。
今回は、 ペンタクルのキングのカードです。
それではいってみましょう!
ストーリー
引用:Wikipedia(File:Pents14.jpg)
story
牡牛の王座に腰かけ、右手には王笏(おうしゃく)、左手に宝珠(ほうじゅ)のようなペンタクルを持っているペンタクルのキング。キングが身に纏っているローブには、ブドウの実とツタが豪華に刺繍されています。また、鎧を装着した足元は、牡牛を象った台座を踏んでいます。
城の庭先には植物や果物が豊穣し、キングの所有する城の一角が見えています。
王笏(おうしゃく)とは、地位のある者が持つ装飾的な杖のことです。宝珠と呼ばれる十字架が装飾された球体とセットで用いられることがよくあり、西洋文化においては古代から権力の象徴でもあります。
ストーリーの解釈
ペンタクルのキングは、経済力、権力、地位、名誉を手にした男性を表しています。牡牛は「地に足をつけ現実的に生きる」ことを象徴しており、ブドウの実は「豊かさ」を象徴しています。現在でいうところのヤリ手のビジネスマン、起業し成功した経営者、資産家のようなイメージですね。
つまり、物質的社会において成功し、周囲から頼られ、集団を統率する人物を示唆しているカードです。
キーワード
権威、物質的な豊さ、リーダーシップ、統率力
リーディング例
早見表
正位置 | 逆位置 | |
恋愛・結婚 | 玉の輿に乗る 人に勧められてお見合いをする 憧れの人と付き合う |
貢いで関係を保とうとする 周囲からの反対 価値観の違いを感じる |
仕事 | 取り組んでいることが成功する 指導する立場になる 経営や管理に興味が湧く |
すぐに人が辞める 努力の方向性を見直す 企画を練り直す |
お金 | 経済的な自由 家を購入する 積極的に募金活動をする |
返済に追われる 散財する 資金不足 |
対人関係 | 仲間を集めて面白いことを計画する 心強いパートナーが見つかる 人気者になる |
人付き合いがストレスになる 上司のパワハラに合う 信頼していた人から裏切られる |
正位置
リーダーシップを取り、計画を推し進めていきましょう。
収穫のときです。収穫得た実から種を取り出したなら、さらなる飛躍のために種を撒いてください。
心強いパートナーができそう。一人では不安でも二人ならきっとうまくやっていけます。
逆位置
取り入れるかどうかは置いておいて良いので、ひとまずフラットな気持ちで人の意見に耳を傾けて。
本当は弱いのに、心配かけたくないからと誰にも言えず、人前では強がってしまいがちです。
損か得かで考えるなら、まずは相手の得になることをしてあげましょう。いつか自分に返ってきます。
いかがでしたか?分かりやすく簡潔にご紹介いたしました。
次回は小アルカナカード、ソードのエースをご紹介いたします。
ぜひご覧ください!
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