タロットの絵柄の解釈とリーディングポイントを分かりやすく解説していきます。
今回は、 ワンドの10のカードです。
それではいってみましょう!
ストーリー
引用:Wikipedia(File:Wands10.jpg)
story
重くて長いコン棒(ワンド)を抱えて歩く男性。あまりの重さに腰が曲がっています。このワンドを抱えたまま、遠くに見える町まで歩かねばなりません。
ストーリーの解釈
10本のコン棒(ワンド)は、「プレッシャー」や「正義感」を示唆しています。
男性は、10本のワンドを運ぶことに1ミリの迷いもありません。それは彼にとって正義であり、正しい行いをしているからです。しかし、一方で、ワンドを持ち込まれた側は、その行為を本当に求めているのでしょうか。
一方面から物事を捉えるのではなく、あらゆる角度から俯瞰することによって、自分が取り組むことの意義を見出すことができます。そして、結果として重圧やプレッシャーを良い意味で昇華できると、ワンドの10は伝えています。
キーワード
プレッシャー、正義、使命感
リーディング例
早見表
正位置 | 逆位置 | |
恋愛・結婚 | プロポーズする(される) 相手の知らない一面を知る まだ落ち着きたくない気持ちがある |
遠距離恋愛になる 相手の一方的な気持ちが重たい 結婚できるか不安になる |
仕事 | 自分一人で抱え込む 重すぎるプレッシャーがストレスになる 人よりも何倍も努力する |
責任逃れをする メンタルバランスの乱れ 手柄を独り占めしようとする |
お金 | 大きな報酬を得る ローンを組む コツコツと貯める |
家計の全体像が見えていない 欲しい物を手に入れないと気が済まない ストレス発散のためにお金を使う |
対人関係 | 少しずつ歩み寄る お節介を焼く 自分のことより家族のことを優先する |
家族間でトラブルが起きる あまり人に会いたくない 自分の正義を振りかざす |
正位置
程よいプレッシャーは自己成長に繋がります。重圧にならないよう注意して。
こうしなければいけない。こうあるべきだ。といった「べき」で自分も他人も苦しめてしまっていませんか。
もう一人で抱え込まないで大丈夫です。周りの人に相談して、少し身軽になりましょう。
逆位置
いつも長続きしないのは目標が大きすぎるから。小さい成功体験を積み上げましょう。
損して徳を取る。ときに手柄は相手にプレゼントするくらいの気持ちでいると、あなたはさらにかけがえのない存在になります。
全てを投げ出したくなっても投げ出さないで頑張っている自分を愛してあげて。
いかがでしたか?分かりやすく簡潔にご紹介いたしました。
次回は小アルカナカード、ワンドのペイジをご紹介いたします。
ぜひご覧ください!
また、他の小アルカナカードについて知りたい場合は、すぐ下にある「小アルカナカード一覧」のボタンを押してくださいね。