タロットの絵柄の解釈とリーディングポイントを分かりやすく解説していきます。
今回は、9番 THE HERMIT(隠者)のカードです。
それではいってみましょう!
ストーリー
引用:Wikipedia(File:RWS Tarot 09 Hermit.jpg)
story
暗闇の中、ランタンを灯し山の頂に佇む老人。とても長い旅の途中、ひと段落といったところでしょうか。老人は光る魔法の杖を持ち、下を見下ろしています。今まで歩いてきた道のりを振り返っているかのようです。
ストーリーの解釈
「9」は、1桁の数字の中で最大です。日本においては「苦」を連想させめるという、ネガティブな意味として捕らえられている一面もありますが、西洋においては、そこまでネガティブな意味はない場合が多く、三位一体である「3」の倍数ということから、究極、完結・完成、最高というような意味を持っています。
そんな「9」という数字を割り当てられた隠者のカードは、内面を見つめ直すというようなメッセージが込められいています。これまでの過去の自分を振り返ること、それは決して過去を悔やんだりするための振り返りではなく、内面を見つめ直し、自己研鑽へと繋げるための振り返りなのです。
キーワード
内省、自己研鑽、軌道修正、自己を見つめ直す
リーディング例
早見表
正位置 | 逆位置 | |
恋愛・結婚 | 強い絆でつながっている 深い愛情を感じる 本当にこの人で良いのかと考える |
相手の気持ちを試す振る舞いをする 恋愛から遠ざかる 恋愛や結婚が面倒くさいと思う |
仕事 | 振り返り、次に活かす 天職となる 仕事とプライベートのバランスをとる |
情熱が冷め、やる気を失う 思うような成果が得られない 燃え尽きる |
お金 | あまりお金を使わない質素な生活 お金よりも大切なこと コツコツと貯金する |
趣味にお金を使う 無駄な出費 お金を落とす |
対人関係 | 人を導く 見えないところで徳を積む 自分と相手の豊さを願う |
自分を大きくみせる 批判ばかりする 自己肯定感が低い |
正位置
一つ高い目線で振り返り、次に繋げましょう。
批判や悪口は一切気にしなくて良いです。あなたはあなたが正しいと思う方向へ進みなさい。
気づき、覚醒したあなたは必ず大きく成長するでしょう。
逆位置
今の問題や課題から目を背けていませんか。
一方的な視点で物事をみています。もっと広い視野を持って。
頑固さがネックになっています。もっと柔軟に。
いかがでしたか?分かりやすく簡潔にご紹介いたしました。
次回は、10番 WHEEL OF FORTUNE(運命の輪)のカードをご紹介いたします。
ぜひご覧くださいね!