タロットの絵柄の解釈とリーディングポイントを分かりやすく解説していきます。
今回は、2番 THE HIGH PRIESTESS(女教皇)のカードです。
それではいってみましょう!
ストーリー
引用:Wikipedia(File:RWS Tarot 02 High Priestess.jpg)
story
若い女性が青いローブを身に纏い、TORAH(律法書)を膝の上に抱え、神殿にある黒と白の柱の間に鎮座しています。ヤシの葉とザクロが描かれているベールの向こうには、青空と水面が見え隠れしています。
知的なクールさを感じさせるこの女性から、厳格な教えを守る姿勢が垣間見えますね
TORAH(トーラー)とは、ユダヤ教では律法のことを指し、ヘブライ語で「教え」という意味の言葉です。
ストーリーの解釈
このカードに与えられた「2」という数字は、万物の二元性を示しています。白と黒の柱に刻まれた「J」と「B」とは、ソロモンのカバラ寺院の象徴的な二つの柱の名前である「JAKIM(ヤキン)」と「BOAS(ボアズ)」の頭文字と言われており、善と悪の力を表しています。また、背後のベールに描かれたヤシの葉とザクロは男性と女性を象徴しており、その間に鎮座するということは、物事には常に相反する要素があり、そのバランスをとることが真理であると伝えています。
また、女性の足元にある三日月は、神秘的な世界や精神性を表しています。
つまり、目に見えることが全てでなく、精神性を大切にし、陰陽のバランスを保ちながら、知性を働かせ、未来を切り開いていくことが大切であるというメッセージが込められているのです。
キーワード
精神性、知性、秘密、未来、未婚、沈黙、粘り強さ
リーディング例
早見表
正位置 | 逆位置 | |
恋愛・結婚 | 中身を重視 お互いを高めあえる関係 ゆっくりと愛を育む |
条件ばかり気にする 素直になれない すれ違い |
仕事 | 熟考したうえで決断する 目的がはっきりする 条件が良い |
視野が狭い ミスマッチが起きる 時期早尚 |
お金 | 正しい方法でお金を稼ぐ お金の使い道がうまい お金に執着しない |
度を越した節約 ケチ お金持ちに擦り寄る |
対人関係 | 一人の時間を持ち思考を磨く 精神世界への導きがある 信頼できる人が側にいる |
相手を言い負かす 現実主義者 自分の思い通りにしようとする |
正位置
ちゃんと考えて出した結果なのだから自分を信じて。
本質的なことがよくわかっています。
準備がしっかりできています。
逆位置
自分さえ良ければ良いと思っていませんか。
愚痴や批判が多くなりがちです。
あれこれと手を出してみるものの、結局どれも身につきません。
いかがでしたか?分かりやすく簡潔にご紹介いたしました。
次回は、3番 THE EMPRESS(女帝)のカードをご紹介いたします。
ぜひご覧くださいね!