まずは九星の確認からいきましょう。九紫火星を本命星に持つ人の生まれ年は以下のとおりです。
1929年(昭和4年)
1938年(昭和13年)
1947年(昭和22年)
1956年(昭和31年)
1965年(昭和40年)
1974年(昭和49年)
1983年(昭和58年)
1992年(平成4年)
2001年(平成13年)
2010年(平成22年)
なお、その年の1月1日〜節分(2月3日頃)に生まれた方は九紫火星となります。
本命星を知りたい方はこちらをご確認ください。
-
本命星と月命星の調べ方【九星気学】
続きを見る
2023年 九紫火星の運勢
まずは、運勢の全体像をみていきます。最初の表は、2023年〜2031年までの9年間の運勢を表したもので、その下の表は、2023年2月〜2024年1月の月ごとの運勢を表したものです。2023年の九紫火星は、坎(かん)に入ります。坎は、九紫火星の本宮である「離(り)」とは180度真逆にあり、五行では、坎は「水」、離は「火」ですので、やはり相反するものとなります。そのため、九紫火星にとって2023年は苦難のときであり、一年を通して物事が滞ります。しかし、一年を通じて運気が長く停滞することはありません。下の表のとおり、春先から6月をボトムとして一番落ち込みますが、その後は月を追うごとに運気は上昇します。今年の苦しい経験から得た学びはあなたにとって、来年以降の糧となるでしょう。
全体運
それでは、2022年を少し振り返りながら2023年の運勢を見ていきましょう。
2022年は、肩の力を抜き自然体で過ごせました。あなたがあなたらしくいられた一年だったかと思います。九紫火星は華やかなもの、ファッション、流行などと縁深く、私生活でもモノが溢れてしまう傾向にありますが、2022年は無駄なものを手放し、削ぎ落とした美学を追求された方も多かったのではないでしょうか。
2023年は、いよいよ坎に入ります。いわゆる「厄年」で、年始に厄除けに行かれた方もいらっしゃるかもしれません。ちなみに厄年は、「悪いことが起こりやすいから気をつける年」という意味で広く認知されていますが、「過信をあらため自分の役目を自覚する年」と捉えると、少しポジティブになりますよね。私はそのように捉えるといいと思っています。もちろん運気は低迷し、空回りも多く、糠に釘を打つような時期ではあり、「その出来事」にフォーカスすると「悪い年」になりますが、「そこから何を学ぶか」にフォーカスすると「役目を知る年」となるのです。そのようにポジティブに捉えることが何よりの開運行動です。
金運
特に上半期は、どこかに穴が空いているのではないかというくらい、貯金を切り崩して耐えしのぐ時期を過ごしますが、7月を過ぎるころからは少しずつ金運も良くなっていくでしょう。2023年は大きな賭けには出ない方が無難ですが、小さいリスクで始められることがあれば、トライしていきましょう。2024年以降に芽が出る可能性があります。2023年は余暇や趣味に使うお金は最低限にし、仕事、人間関係などへの投資は惜しまずに。
恋愛運
坎で出会う人には2パターンあります。本当にあなたにとって大切な人と、あなたを都合よく使う人。どちらとなるかは勘の鋭い九紫火星であれば言わずもがなでしょう。しかし、落ち込んでいるときほど人は判断を誤るものです。その場合は、自分の勘が間違っていないか少し時間をかけてみると良いでしょう。パートナーがいる人は、信頼関係を崩すような出来事に気をつけて。喧嘩は長期戦になればなるほどこじれる可能性がありますので、長引かせないようにしましょう。
仕事運
2023年の九紫火星は坎宮に回座していますので、これまでの事業や業績がストンと落ち込む時期になります。また、色々と試行錯誤しているつもりではあるものの、どうすれば回復できるのか、改善できるのか全く見当がつきません。必死に足掻いている状態ですので、周りを見渡せるはずがないのです。しかし、俯瞰し、中長期で考えてみることができれば光が見えてくるでしょう。7月以降は徐々に運気も上がり、少しずつ思うような行動ができるようになるはずです。
健康運
慢性的な不安を抱え、心身ともにストレスフルな一年となります。そのため、体調管理には十分に気をつけていただきたいです。食事、運動、睡眠はあなたの基盤となるものですので、月並みでありますが、暴飲暴食を避け、規則正しい生活を心がけるようにしましょう。また、坎宮で回座している時期に気をつけたいのは、感染症、婦人科系、泌尿器系のトラブルです。なお、家族や周囲の人の健康問題が出やすい年でもあります。
2023年 九紫火星の方位
下の方位盤は、2023(令和5)年の方位盤です。吉方位には緑の丸印が入っていて、赤字が書かれた方位は凶方位になります。2023年は「東」が吉方位です。引越しや方位取りにおすすめです。
メモ
○方位盤は、北と南が天地逆転しています。
○方位盤は、一般的な方角の呼び方である「南西」「北西」ではなく、「西南」「西北」という呼び方をします。本サイトでは方位盤の表記は「西南」「西北」としていますが、方位盤以外は「南西」「北西」という呼び方にしています。
○基本的に18歳以上の運勢をみています。18歳以下は月命星をみる必要があります。
○大三合吉方は記載していません。
○定位対冲は一白水星と九紫火星の南北のみ採用しています。他の対冲は「水と火」の対冲ほど強くはないため、さほど気にする必要はないと判断しています。