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THE  DEVIL(悪魔)【タロットの意味】

タロットの絵柄の解釈とリーディングポイントを分かりやすく解説していきます。

第16回は、15番 THE  DEVIL(悪魔)のカードです。

それではいってみましょう!

 

 

 

ストーリー

引用:Wikipedia(File:RWS Tarot 15 Devil.jpg)

story

額にはデビルスターを装飾し、山羊の顔、人間の上半身、獣のような下半身、背中にはコウモリ羽根といった恐ろしいいでたちの悪魔が裸の男女を鎖で繋いでいます。鎖に縛られた男女には角と尻尾が生えており、悪魔の姿になりつつあります。さらにこの男女は逃げ出そうともせず、緩い鎖に繋がれたまま、まるで悪魔と共に過ごすことを心地よく思っているような雰囲気さえ感じます。さて、この男女の行末はどうなってしまうのでしょうか。

 

デビルスターとは、五芒星を逆さにしたマークのことで、西洋においては悪魔の象徴として古くから用いられています。

ちなみに、五芒星はいわゆる星マークのことでPentagram(ペンタグラム)とも呼ばれ、邪悪なものを閉じ込めるたり、結界の役目を果たす魔除けの印です。日本においても陰陽師の安倍晴明が呪符として桔梗紋(五芒星)を用いています。東西関わらず広く魔除として用いられてきたマークなのですね。

 

 

 

ストーリーの解釈

真っ暗な闇の中、欲望の権化である悪魔と、悪魔に身を売った男女が描かれています。男性には強欲の炎の尾、女性には快楽の葡萄の尾が生えています。彼らは悪魔に無理やり繋がれているわけではありません。自ら進んで悪魔の側にいるのです。つまり、悪魔のカードは、自らの欲望に溺れている様を表現しているのです。

人間は、つい楽な方へと流れてしまう生き物です。たとえ社会の規範など大きな事柄については遵守することができていても、規則正しい生活や健康的な食事、嘘をつかないなど、小さな事柄については、常に自分を律することは難しく、継続するには理性と持久力が求められます。自分を律することを忘れてはならないというメッセージが悪魔のカードには込められているのです。

 

 

 

キーワード

執着、欲望に溺れる、私利私欲、魔が差す

 

 

 

リーディング例

早見表

正位置 逆位置
恋愛・結婚 パートナーを束縛する(される)
寂しさを紛らわすために相手を利用する
お互いが別々の方向を向く
自立のチャンス
浮気や不倫から抜け出す
長年のすれ違いを埋める
仕事 成功による傲慢さ
実態の伴わない規模拡大
努力のしどころがずれている
体制を構築する
ストレスフルな環境から抜け出す
軌道修正のチャンス
お金 ギャンブルや嗜好品で散財する
人のお金をアテにする
内緒でお金を遣う
家計を見直す
借金を精算する
将来のための貯蓄
対人関係 人をコントロールする
悪い噂を流す
四面楚歌
人との関わり方を見直す
今からやり直す
腐れ縁を断ち切るとき

 

 

正位置

目標がぼやけてしまっています。初心に戻りましょう。

あれこれと手を出しすぎていませんか。「二兎を得るものは一兎も得ず」とならないように。

誰かのせい、何かのせいにして自分に言い訳ばかりしていませんか。

 

 

逆位置

変わろうと思ったのならば動き出しましょう。今日この瞬間が人生で一番若いときなのです。

ピンチはチャンスです。前向きに捉えて進みましょう。

どうすればいいのか答えは出ています。内なる自分の声に耳を傾けて。

 

 

 

いかがでしたか?分かりやすく簡潔にご紹介いたしました。

次回は、16番 THE  TOWER(塔)のカードをご紹介いたします。

ぜひご覧くださいね!

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あめの

九星気学鑑定士の”あめの”です。 気学を使い、人生が好転するためのアドバイスをしています。 アクセサリーやアート制作もしています。

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